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ツイッターバイトテロ投稿その後|炎上閉店&営業停止で損害賠償請求の過去実例

2019年に入ってから、各チェーン店のバカッター&バカスタグラムの不適切動画が立て続けに炎上して話題になっています。

バイトテロとして社会に知れ渡り始めたきっかけとなった事件が2013年でした。

この時にも連続して炎上が起き、数件が営業停止で閉店になり加害者を損害賠償請求したケースもありました。

不適切動画バカッター&バカスタグラムまとめ!バイトテロ・客テロ炎上特定2019年になり、立て続けに不適切動画が炎上して話題になっています。 今年の流行語大賞に「不適切動画」や「バイトテロ」が受賞するの...

今回は、その過去の損害賠償請求したケースについてまとめてみました。

そば屋「泰尚」洗浄機に寝るバイトテロ不適切投稿で閉店&自殺で倒産

そば屋「泰尚」洗浄機に寝るバイトテロ不適切投稿

東京都多摩市。東京都下の丘陵地帯に造成された多摩ニュータウンにあるそば屋の「泰尚(たいしょう)」。幹線道路沿いの好立地で営業していたにも関わらず今年8月に閉店。東京地裁に破産を申請して、10月9日に破産手続き決定を受けた。

アルバイト店員の男子大学生が店内での悪ふざけ画像をインターネット上に公開したのだ。「洗浄機で洗われてきれいになっちゃった」というコメント付きで洗浄機に横たわったり、顔を突っ込んだりした画像をツイッターで投稿。さらには流し台に足をかけたり、胸をはだけ、店の茶碗をブラジャーのように胸に当てたりした画像など、目覆わんばかりの画像も投稿していた。

問題行為が発覚して、ネットが「炎上」する騒ぎになったのは8月9日。「不衛生だ」などとクレームの電話が相次ぎ、店は閉店に追い込まれた。そして、その後、営業を再開することなく、破産に至ってしまった。

日経ビジネスオンラインでは、事件についての詳細な取材を行っていました。
倒産に追い込まれた店主の苦しい心情、前店主であった夫を亡くしてからの経営の苦労など、第三者の立場でさえ悔しさで読むに堪えないものでした。

 

小川純子社長から日経ビジネスに宛てられたメッセージの全文

突然の出だしで失礼いたします。

 私と主人は共に東京に生まれ、主人の父はサラリーマン、私の父は公務員、双方共に片親に早く死なれ、決して幸福とは言えない環境だったと思います。そして主人は専門学校卒とは言え暴走族のリーダー、私は一流企業に就職しましたが高卒です。

 主人が30才の時に独立、(有)泰尚を始めました。細かい数字は割愛させて頂きますが、大繁盛いたしました。飲食の基本は早い、安い、そして美味しい、とにかくお客様に喜んで頂く事、そしてまた来店して頂き常に笑顔を絶やさず、本当によく働いたと思います。
ところが時流の波には逆らえず、経営は厳しくなってまいりました。とうとう昨年の9月13日(奇しくも義父と同じ命日)に主人は負債を背負いきれず自ら命を絶ちました。葬儀には1000人近い方がみえて下さいました。

私と娘も覚悟しておりましたので、主人は私達のために犠牲になってくれたと思っております。

そしてあの事件から早4カ月近く経った今、彼らのやった事は一生許す事はできないし、その子(今ではもう立派な大人です)も憎いですしその親達にさえあきれるばかりです。

決して世の中の役に立つ人間になれなどとは申しません。でも少なくとも、人には迷惑をかけるな、ありがとうとご免なさいをなぜ言えないのかと。

やはり今後、裁判になる可能性は高いと思います。そんな中で損害賠償が支払われたとしたら、それはもう私が受け取るべきものではありません。

 そして私は先程の「決して世の中の役に立つ人間になれなどとは申しません。でも少なくとも、人には迷惑をかけるな、ありがとうとご免なさいをなぜ言えないのかと」の言葉通り、さらにつけ加えるなら、人様に借りたものは必ずお返しする。それらができたビジネスウーマンで終えることができます。

 そしていつか死を迎える時は、主人の様に沢山の人達に見送られて旅立てたら、こんなに幸福な事はありません。

■倒産までの状況

泰尚は1984年創業。多摩市の永山店のほか、一時は町田市にも2店を運営して、2011年5月期の売上高は約1億2000万円(帝国データバンク調べ)だった。前社長の死後、永山店のみを残し営業していたが、力尽きた。負債額は約3300万円。

■テロ犯人とその手口

■事件後の犯人への制裁状況

現在民事訴訟中で店主はアルバイトに対しなんと、

1385万円の損害賠償請求をしている!

この金額の内訳を担当の弁護士に聞くと、1000万円は精神的損害、385万円は未払い家賃や従業員の給料だという事。精神的損害が1000万円というのは高すぎると思われるかもしれないが、女性店主は夫が亡くなってから冷蔵庫を買ったり借金返済したり1000万近く設備投資をして経営を立て直そうと頑張って切り盛りしてきた。それをバイトテロによって台無しにされ、悔しさは計り知れない。
ネットでは1人の多摩大生の写真ばかりが出回っていたが、被告は4人の従業員。

2014年8月時点の情報では、店主はバイト店員に対し民事訴訟で損害賠償請求を行っている。
裁判上の請求は非常に時間も労力も費用も要する、大変なものです。極力早く、そして高い賠償金が支払われるよう判決が下るのを祈るばかりです。

バイトテロの結果

最終損害内容:破産申請し、倒産。負債総額3,300万
賠償請求額:1,385万
和解金:200万

そば屋「泰尚」洗浄機に寝るバイトテロ不適切投稿

破産管財人によると、破産当時の泰尚の負債は3300万円。業績はもともと厳しかったとはいえ、ツイッター投稿が倒産の引き金になったことは明らかだ。

「純子夫人側は『テロ』を行った19歳から20歳の多摩大の元従業員に1385万円の損害賠償を請求する裁判を起こした。結局、今年3月に和解が成立したが、その金額が驚くほど少ないんです。食洗機に入った首謀者の学生には129万円。流し台に足をかけた学生は30万。ツイッターに投稿した学生21万。首謀者と一緒になって楽しんでいた学生20万で計たったの200万円でしたからね。学生の親は腕のいい弁護士に依頼してもともと倒産寸前だったことを強調したようです」(司法ジャーナリスト)

純子夫人は、前出の手紙で、〈ご免なさいとなぜ言えないのか〉とも怒りをあらわにしていたが、学生側は謝罪もしなかったらしい。

司法問題に詳しい日大名誉教授の板倉宏氏が言う。

「学生に警鐘を鳴らす意味では(和解金は)もう少し高くてもよかった。これからはアルバイト契約する際、契約書に、『バイトテロをしたら損害賠償請求する』一項を入れ、署名捺印させること。それぐらいしか防ぐ手だてはありません」

引用:https://www.asagei.com/excerpt/36818

最終的に、お店と売上げを失ったのにも関わらず負債総額3,300万で、和解金で学生たちから支払われたのが200万円のみだったようですね。

しかし、このお店は売上の規模や経営状況があまり芳しくなかったということを踏まえての数字だったようなので、売上に対する影響が大きければ満額の支払いが命じられていた可能性もあります。

ブロンコビリー 冷蔵庫に入るバイトテロ不適切投稿で閉店 損害賠償請求

ブロンコビリー冷蔵庫に入るバイトテロ不適切投稿

東京・足立区のステーキハウス『ブロンコビリー』での一件だろう。店側は、悪ふざけをした元アルバイト従業員に損害賠償請求を検討中。その額は、「最高で2000万円程度の請求が可能ではないか」(民事裁判に詳しい弁護士)という。

問題のアルバイト従業員・Aくんはバイト中の8月5日22時53分、ツイッターで<バイトなう 残り10分>と、つぶやいた。そして、そこにはキッチンの大型冷凍庫に入りこみ、顔だけ外に出しているAくんの写真も添えられていた。

今年8月はすでに悪ふざけ投稿が社会問題となっていたため、Aくんのツイッターはすぐに炎上し、プロフィール情報や過去のつぶやきからAくんの素性とバイト先がすぐに特定された。そして、Aくんの投稿した写真は、

<【拡散希望】!ブロンコビリーでバイトしている●●専門学校保育科の●●君がお店の冷蔵庫に入って遊んでるよ!!最近あれだけニュースで騒がれてるのに学習能力ゼロだね!!こんな奴に保育されたくないよね!!>

という文面とともに、瞬く間にネット上に広まった。Aくんが投稿してからわずか1時間足らずの出来事だ。

自分がその騒動の中心になっていることに気づいたAくんは、ここで致命的な失敗を重ねた。

<いちいち面白がってうぜーな。しらねぇーやつが面白がって拡散とかいってリツイートしてんじゃねーよ。しらねぇーやつなのにいちいちだりーんだよ>

これが一層、拡散と炎上を加速させる。翌6日の早朝には、ネットを飛び越えて、実際のバイト先の本社に苦情が殺到した。

「お客様から『アルバイト店員が冷凍庫の中に入っている』という写真がネット上でアップされているというご指摘をいただきました」(ブロンコビリー・広報担当者)

運営会社はAくんに事実確認をすると、すぐさま店舗の休業とAくんの解雇を発表。その日の全国紙の夕刊には、すでにこの記事が掲載された。同店は、冷凍庫の消毒作業をして、翌7日に再開する予定だったが、前出したAくんの火に油を注いだ発言によって、炎上の勢いは止まらず、店側に批判の声が相次いだ。

「会社としてどんな指導をしているのか」
「解雇だけでは生ぬるい。もっとAくんに厳しい処分をしろ」

こういった声を受けて12日、同店の閉店が決まった。その結果、Aくん以外の同店のアルバイト22人も職を失うことになった。はたしてそこまでやる必要があったのか。閉店の理由を、前出の広報担当者がこう説明する。

「食の安心安全はごく基本的なことです。消毒をして営業を再開しても悪いイメージがずっと残ってしまいかねませんから、閉店すると判断した次第です」

東海地方が本拠地のブロンコビリーにとって、この店は、関東での展開の足がかりとして期待されている店舗だったという。

自分がクビになっただけではなく、店まで閉店に追い込み、さらに損害賠償請求まで検討されている。もちろん、ネット上では、自分の顔や実名、住所、学校名までさらされたままだ。炎上騒動以降、Aくんは、家に閉じこもるようになってしまったようだ。

引用:https://www.news-postseven.com/archives/20130829_207930.html

バイトテロの結果

最終損害内容:関東進出重要店舗閉店
賠償請求額:約2,000万(示談減額で500万支払い)

この事件では最終的に示談でブロンコビリー側が、減額に応じたため500万で済んだようですが、それでもちょっとしたいたずら心のせいで500万円ですからね。

ブロンコビリー冷蔵庫に入るバイトテロ不適切投稿者その後

「すれ違う人全員から“あの騒動を起こしたヤツだ”って見られてるみたいに感じてしまうようで、怖くて外を出歩けなくなったみたい。親しい友達とも距離を置いているようですし…。

Aくんは学校側から呼び出されて事情を聞かれたんですが、そのとき泣いていたみたいです。

同級生のなかには、彼が学校にいるのが迷惑だし、就職に響くんじゃないかって思っている人もいて…本人も、今後、どうしたらいいか悩んでいるという話です」

引用:https://www.news-postseven.com/archives/20130829_207930.html

この後の大学生の行方まではわかりませんでしたが、学校にも行けずに引きこもってしまっていたとのこと。

名前や学校が特定され、就職などにも影響が出るのでその後正社員として働けるのかも怪しいですよね。

ツイッターバイトテロ投稿で炎上し閉店&営業停止し損害賠償請求の過去実例まとめ

ここに記載した2013年の事件は、こういった問題がで始めた頃だったのでまだ企業や世間も驚きの事態でした。

しかし、こういった裁判や損害賠償請求の実例が世間に与えた影響はインパクトが大きいですね。

2019年に起きたバイトテロは、インスタグラムやツイッター、tiktokなどのSNSです。動画を投稿することで注目を浴びるためのツールとして使われています。

面白い動画でフォロワーに面白がってもらおうというイタズラ心が、過剰なイタズラに発展してしまっていますね。

大手企業の看板を背負ったまま、一般の消費者に不快感と不信感を抱かせることになってしまい、雇用している企業にも消費者にも与える影響は大きいです。

損害賠償となれば、それなりの請求額となる可能性があります。

企業によっては、寛大な措置で示談に応じてくれる企業もあるかもしれません。そうなれば、現実的に支払える金額に減額される可能性もあります。

しかし、それでも数百万は請求となるでしょう。

企業側が悪質だと捉えて、多大な被害額を請求された場合は自己破産などしても支払い義務が残ることがあるようです。

そうなると、一生かけて支払い続けなくてはなりません。。。。

SNSの怖さもしっかりと知りつつ、投稿する際には細心の注意を図りましょう。

不適切動画バカッター&バカスタグラムまとめ!バイトテロ・客テロ炎上特定2019年になり、立て続けに不適切動画が炎上して話題になっています。 今年の流行語大賞に「不適切動画」や「バイトテロ」が受賞するの...
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